Le Coste Farina integrale di grano tenero Verna レ・コステ 古代小麦(ヴェルナ種)」の小麦粉

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生産者:レ・コステ
生産地:イタリア、ラツィオ州
原材料:古代小麦(ヴェルナ種)
内容量:1kg
賞味期限:2024年1月31日
保存方法:直射日光・高温多湿を避けて冷暗所保存(気温20度以上は冷蔵庫保存推奨)

*EU オーガニック認証 取得品

レ・コステの新たなる取り組みの第二弾!古代小麦の栽培

かつてはワイナリー周辺にあった地域に根ざした農業と食文化。
急速に失われつつあるそれらを、例え少しでも次世代に残そうというレ・コステの新たなる取り組みの第二弾は小麦の栽培でした。
食卓に無くてはならないパスタ、パン…小麦文化圏のイタリアですが、それ故、人間本位な品種改良、それに伴う農薬・化学肥料の使用の増加は近代農業の発展と共に止まる所を知りません。
健全な食文化の継続を考えたときには、品種改良以前の小麦の栽培は避けて通れない道です。

ナチュラルワインの生産者たちは、そのことをいち早く考えて行動に移しています。
アリアンナ・オッキピンティ(シチリア)、パオロ・ベア(ウンブリア)に続いて、レ・コステの古代小麦の小麦粉が入荷しました!

トスカーナ南部の伝統的な古代小麦「Grano Tenero Verna(ヴェルナ種)」を、これもまた伝統的な石臼挽にて製粉した全粒粉です。

ヴェルナ種は、軟質小麦で、含有タンパク質は強力粉と同じくらい、グルテンの含有量が少ない…ということですので、 麺類(パスタ)に向いているかと思います。
パンや焼き菓子に使うなら、少量からブレンドしてみてください。

小麦粉としては値が張りますが、この小麦粉はメインで使うというよりも、いつものレシピにブレンドして使ってみると、少しだけでも味わいの雰囲気がガラッと変わって、なんというか「イタリア的」なニュアンスがでるのがとても面白く、味わいに深みが加わって美味しくなります。是非お試しください。

今後は、栽培した小麦はパスタに加工して販売する様ですので、小麦粉としての入荷は恐らくこれが最後になります。(2023年6月24日記)

(以下、輸入元様資料より抜粋)
今回、第2弾として登場したのはなんと小麦粉!
有機栽培を行う上で、輪作(続けて同じ作物を植えず、 作物を年ごとに変えて栽培する事)をしなければいけない事もあり、白いんげん豆の収穫が終わった畑で、 トスカーナ南部の伝統的な古代小麦 Grano Tenero Verna(ヴェルナ種)を栽培しました。
品種としては軟質小麦にあたりますが、含有タンパク質は強力粉と同等です。しかしグルテンの含有量が少なく、 独特の香味と味わい深さが特徴です。
このヴェルナ種を、伝統的な石臼挽にて製粉した全粒粉となります 。
今後は原料の小麦粉としてではなく、乾燥パスタに加工したものがメインになるという事です。
タンパク質の総量としては強力粉〜中力粉に当たり、製パンなどにも向いていると思いますが、粉の味わいが一番ダイレクトに出るのは、やはり手打ちパスタでしょうか !?個人的にも何度か試作させていただきましたが、シンプルな調理法でも、十分に生地(小麦)の味わい、香りが感じら れる、シンプルに美味しいと感じました! ただ、調理や 使い 方は 皆さん次第という事もあり、何とも申せませんが 。 もしよかったらぜひ一度お試しいただきたいと思います。

<テクニカル・データ>
全粒粉(石臼挽き)
レ・コステのブドウ栽培と同じ哲学で栽培されたトスカーナの古代小麦(ヴェルナ種)を自社畑で栽培。
伝統的な製粉所「ムリーノ・ヴァルドルチャ(トスカーナ)」 にて石臼挽きで製粉。

<レ・コステ>
揺るぎのない哲学と豊かな感性、ストレートに「人」を表現する愉しみを持ったワイン
ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニやシュレール、、、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。フランスのヴァンナチュール生産者の元で働きながら学び、帰国後2004年より祖父の住むラツィオ北部、グラードリのブドウ畑より栽培、ワイン造りを開始した。なぜフランスで学んだか?それは「自分が最も好きなワインの造り手達がいたから」、奔放なようで非常に真剣、強すぎる情熱はすべて畑に、カンティーナに向けられている。驚くほど多種類のワインもすべてがシンプルに表現し続けた結果、愉しみのあるワイン、そしてたくさんのメッセージが込められている。
カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高は350m〜450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「Le Coste」。その他、少しずつ土地を買い足し、現在は合計8ha。畑では農薬はもちろん、堆肥なども一切使わない農法を徹底。畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまない。
「Le Coste」の畑は植樹から仕立て、手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブドウ≫を収穫することのみを考えた畑。まだ15年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付ける。樹齢が古いという事はもちろん大切だが、健全に年を重ねてきたかも大切。樹すべてを把握し、樹勢から結実、果実の状態まですべてを見てワインを造る。彼の醸造はカンティーナではなく畑でもう始まっている。
レ コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワイン造り。細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土地)のキャラクターが違う。その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また日常的なワインには毎日飲んでも飽きることのない心地よさ、愉しみを持ったワインにと、多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。

<配送方法>
気温20度以上の時期&地域:クロネコヤマト クール便
上記以外は 宅急便(常温便)
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