敬農吉さんの自然栽培米「亀の尾」(2018年新米)

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熊本県人吉産
農薬・肥料を使わず、太陽と土と水、種の力で育てる自然栽培米
天日掛け干し、自家採種
品種:亀の尾

敬農吉の西さんのご実家は慣行農法をする兼業農家。
無農薬で農業を始めることを伝えたところ大反対にあい、実家を引き継ぐ形ではなく、独立した形で10年間の耕作放棄地を借りて新規就農。今年で5年目になります。畑では唐辛子をメインに少しのお野菜、田んぼで2種類のお米を農薬も肥料も使わない自然栽培で育てています。

昭和50年頃に食用として日本に輸入された「ジャンボタニシ(正しくはスクミリンゴガイで日本に昔からいるタニシとは別種)」は、味が良くないことから採算が取れず、養殖場が中止、放棄されたために西日本で野生化し、広く生息することになりました。
ジャンボタニシは雑食で繁殖力旺盛です。柔らかい葉っぱを好んで食べるので、浮き草、アゼナ、せりなどの若い葉っぱを食べますが、それらがなくなると稲の柔らかい部分やレンコンの浮き葉を食べるので田んぼやレンコン畑での被害が深刻化しています。
そのジャンボタニシが西さんの田んぼにもたくさん生息していて、うかうかしていると田植えしたばかりの柔らかい稲を全部食べられてしまいます。
西さんは田んぼの水の高さを調整して、いつも稲の柔らかい部分が水から出た状態に保っておくことで、水面から出られないジャンボタニシに食べられないようにしています。
こうすることで、今度は、食べられる場所にある雑草をジャンボタニシが食べてくれる効果があります。

「有害動物と言われているけど、それは人間側の都合。時間と手間、知恵を使えば共存できるんですよ。」

収穫した後は、竿掛けしてじっくりと天日干し。
手間暇かけて栽培された西さんのお米は格別の美味しさです。

*最初の苗以降は自家採種しています。

亀の尾
亀の尾はドラマにもなった漫画「夏子の酒」で登場する「幻の米」のモデルになったお米です。(物語のなかではお米の名前は「龍錦」でした。)
明治30年(1897年)に山形県庄内で、在来種が自然の突然変異で生まれた品種で、漫画「夏子の酒」で酒米として紹介されたこともあって食用ではないと思われていますが、もともとは食味が非常に良いことから「日本3大優良品種」とされたお米です。
コシヒカリやササニシキ、あきたこまちといった今のブランド米のほとんどのルーツになっています。
味と米質が良いので当時、盛んに栽培されていましたが、大正7年以降に無機質肥料(石炭窒素や硫黄など)の導入が推奨され「多肥料栽培時代」になると、亀の尾の特徴である長稈(稲の背丈が高いこと)は耐肥性に劣るため倒れやすく栽培されなくなりました。
そして、品種改良によって出来た育てやすい米に押され、市場から姿を消すことになります。
それからは一部の農家さんによって、細々と栽培されてきました。
在来種に興味があった西さんは、鹿児島で参加した「種の交換会」で亀の尾の種籾に偶然出会い、栽培することになりました。
肥料を与えない自然栽培に向く品種ではありますが、それでも背丈が高いので倒れやすく、とても栽培が難しいそうです。
こまめに田んぼに様子を見にいき倒れそうになったら起こすの繰り返しで、なんとか収穫まで辿りつくと言う感じだそうです。
味わいは?といえば、食感は固めで噛めば噛むほど味がでる奥深い美味しさ。
コシヒカリやあきたこまち等の現代の柔らかくて甘いお米に慣れていると最初はびっくりするかもしれません。
だけど、亀の尾をしっかりと咀嚼しながら食べていると、日本人が昔から食べてきた「本来のお米の美味しさ」を感じます。
この貴重なお米を是非ご賞味ください!

*同じ農家さんが育てる自然栽培米「にこまる」のページはこちら

<敬農吉>
熊本県人吉市で西弘敬さんが営む農園。
農薬・肥料を使わず、自然栽培で米とお野菜を栽培しています。
「たくさんの方々に安心して、安全な食べ物を食べていただきたいと思い、寒暖差が激しく九州の大自然に囲まれている人吉盆地で日々自然から学びながら栽培しています」
素朴だけど力強い作物を届けてくださいます。

*他の商品と同送可能です。
*11月10日以降から順次お届け開始の予定。
*在庫の関係上、ご注文のタイミングによっては、お届けまでお時間をいただく場合がございます。
*農薬を使っていませんので、保管は15度以下の冷暗所にてお願いいたします。
*気温が20度を超える場合にはクール便を使う場合がございます。
*10kgのご注文は、5kg入り袋2つでお届けします。
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